「コンソーシアム実習」地域医療学概論(分担:奈良県の地域医療)
(奈良県立医科大学医学部医学科 ・早稲田大学)

事前準備資料等


以下の講演資料・講義資料を事前に読んでおいてください。
年月日 イベント名 タイトル 備考
2019.03.13 地域医療研究会 平成30年度講演会「地域の救急搬送状況の改善と今後の課題」 奈良県の医療を取り巻く状況について 奈良県橿原市
2016.05.21 瀬戸内医療情報ネットワーク(せとねっと)第14回勉強会
第2回医療情報に興味のある事務系スタッフ様向け勉強会
地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− 広島県福山市

年度 対象 タイトル パスワード 備考
2018 北海道大学 病院経営アドミニストレーター育成拠点 産学官連携マネジメント論(分担:地域医療と産学官連携) なし 平成29年度文部科学省「課題解決型高度医療人材養成プログラム(病院経営支援に関する領域)」事業

私が思うところ

 保健医療は誰もが関わる分野でありながら生活そのものに深くかかわるだけに、視点も様々で鳥瞰図のバリエーションが多すぎることから全体像を意識しておく必要性を痛感しています。
 地域医療学は「地域」による状況の違いに起因する住民それぞれの鳥観図の違いを把握し問題を明らかにしていくことで解決への糸口を探索する世界です。全体像を意識しないと、単なるご当地エピソードのオンパレードになりかねません。
 私たちはそのような個別の事情を理解しながら問題の解決と一般性を有する知見を社会に発信することが求められ、丁寧に幅広い視野からのアプローチを心掛けています。
 早稲田大学の学生は普段とは異なる地域において思考をめぐらし、奈良医大の学生は普段と異なる他学部の学生の中で幅広く考える良い学修の機会になればと思っています。

講義資料


早稲田といえば
http://twilog.org/medbb/date-161114

橿原と言えば(昨日の懇親会ではありがとうございました)
医学部長のお話でもありましたが,私も少しだけ
藤原京:日本初の本格的都城(万葉12歌人、歌とゆかりの地)
http://kiyotan.net/many_05fujiwara.html
また奈良市と間違われる話もされていましたが,他には
奈良県橿原市かしはら JR:畝傍駅 近鉄:橿原神宮駅 でも奈良医大の最寄は大和八木(八木西口)駅
大阪府柏原市かしわら JR:柏原駅 近鉄:柏原駅
兵庫県丹波市柏原町かいばら JR:柏原駅
滋賀県米原市柏原かしわばら JR:柏原駅

などと間違えられるのかなと
奈良医大の場合橿原市にあるというと最寄り駅で大和八木というのはピンとこないようです.
私が有名だなと思う間違い東西挙げますと
東は青梅
アイドルが間違える「青梅駅」と「青海駅」 実際にはどのくらいかかる?(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/9969
西は京セラドームでしょう
本当に京セラ前ですか?京セラドーム大阪は京セラ前駅ではありません!(Jタウンネット)
https://j-town.net/shiga/news/localnews/203284.html


メニュー
1.「地域医療」について

2.「奈良県」について

3.「奈良県の地域医療」の特徴

4.私が思う奈良県の地域医療



1.「地域医療」について

先週の土曜日ラジオを聞いて,あまりにもタイムリーで興味深い話でしたので紹介
地域医療の向上に取り組む元WHO事務局長・尾身茂さん(JCHO理事長)(久米宏ラジオなんですけど TBSラジオ)
https://www.tbsradio.jp/400744
ちなみに大学行くときは早稲田と慶應受かったけど授業料が少し安かったから慶應に進んだそうです.
慶應を中退する時も,日本鋼管に勤めてた父は激怒.日本鋼管は慶應閥だったそうです.
興味のある方はradikoタイムフリーで
理事長挨拶(独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO))
https://www.jcho.go.jp/理事長挨拶-02/

「地域」という言葉

ある場所を指す用語
googleサジェストワードを調べてみました。
サジェストワードとは?
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(検索エンジンのサジェスト機能を用いた病院情報探索行動の分析(第41回日本診療情報管理学会学術大会)より)

診療情報管理士について興味のある方は以下のページをご覧ください。
診療情報管理士を目指す方むけページ
少し脱線ですが、この時の発表は奈良県内の病院別にどのような検索ワードがサジェストされているか、地域別(二次医療圏)であったり病院機能別に集計し分析しました
jhim41-14.png(162309 byte)
(検索エンジンのサジェスト機能を用いた病院情報探索行動の分析(第41回日本診療情報管理学会学術大会)より)
2017年は753通りのサジェストワードが抽出されました。2019年は786通りでした.
2017年のサジェストワードから無くなったものが結構あります wasedanmucom2019-01.png(15920 byte)
2017年と同様に私のセンスで厳選したサジェストワードを追加しています
時代の流れであったりあったり「地域」に対して世の中がどのように捉えているのか垣間見えます.
このくだりの資料を作っててちょっぴりショックだったのが「地域医療構想」が無かったこと.
2025年に向けた話でまだこれからの話なのに・・・社会に浸透したんだと捉えておりますが.
医療関係の人々にとっては重要な話です.

9月に大阪で開催される第45回日本診療情報管理学会のシンポジウム「地域医療構想に向けた情報活用の取り組み」
http://jhim45.umin.jp/program/index.html

地域医療構想(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html
地域=限定したある一部(≠全体)の空間を指す言葉
と捉えると地域に関する問題を解決するための視点がみえてくると思います。
しかしながら限定するにも物理的空間=生活空間ではありません.
生活するには物理的資源だけでなく人的資源も必要になります.さらに言うと財的も必要ですし今や情報化社会で・・・
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不足の観点からみる医療2.0β より)

社会(生活を円滑にするためのシステム)と上手に向き合うには,社会資源(物理的,人的,財的,情報)との繋がりがポイントと捉えています.
特に人的なものに関しては,役割も含め公式なものから非公式なものまで様々.
人の繋がりからみる生活空間(二次の関係までを繋がりとして)
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上記に物理的空間(行政区分)の概念を入れると
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行政区分と生活空間の不一致による不具合をどれだけ解消できるかで国も自治体も住民も頭を悩ませながらで.
私の場合は地域での人の繋がりはあまりなくで,地域運動会や夏祭りのお陰で区内の人と顔を見て話をする程度です.
一方奥様は子育て関係で繋がりが広がったようで,地域の様々な方を存じ上げているようです.
二次の関係までにしたのは「友達の友達は皆友達だ. 世界に広げよう 友達の輪」で(以前であれば)おなじみの笑っていいとも!でうまれたフレーズ(テレフォンショッキング)に起因したものです.
二次の関係を大切にしたら世界に広がるということで,スモールワールド現象の話です.6次の隔たりという話もあるので月~金でやっていたことを考えるとどこまででも繋がりそうな番組でした
「森田一義アワー 笑っていいとも」資料室
http://www007.upp.so-net.ne.jp/iitomo/

「地域医療」という言葉

「地域」と「医療」の複合語
単なる組み合わせたもの以上の意味を持っている.
以前勤務していた大学(診療情報管理士を育成)で以下のような文章を書いたりしていました.
話の中で「焼肉」+「定食」が4字熟語なのか当時の私が真剣に述べています.

後悔のススメ(Medbb's blog)
http://medbb.hatenablog.com/entry/2018/11/15/200000

地域医療と言うとへき地医療と読み替えられてしまうことが多い(ように思う).
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)
へき地によって様々な資源が不足しているので地域の医療で抱えている問題点が様々な形で表れてくる
人生色々,地域も色々→「事前準備資料等」で示した「私が思うところ」参照

さて「地域医療」+「学」となると多義的なままでよいのであろうか?
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産学官連携マネジメント論(分担:地域医療と産学官連携)より)
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)
行政のスタンスとしては,物理的空間によって住民の方と繋がっている関係ですので「カネの切れ目が縁の切れ目」にはなりえません.ただし公平であることが求められます.
人の繋がりとお金の話は色々思うところがありますが,「カネの切れ目が縁の切れ目」という言葉があるのでそのような繋がりもあるのでしょう.
人の繋がりは公正であることで持続可能性を高めるように思います.

以下は社会の視点を軸に医療を論じたものです.
下妻 晃二郎,医療の効率性と公平性(総論),日内会誌103:1203〜1209,2014 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/5/103_1203/_article/-char/ja/

地域個別の医療を考えなくてはならないわけ

地域の個別な医療を客観的に眺めるには全体像を把握しておく必要があります.
ただし全体像を把握するためのデータの解釈は気をつける必要があります.
国の統計でも平均値が多用されますが,これは地域個別の事情を偶然生じたバラツキとしてとらえてしまい消し去ります.

1)
「カネの切れ目が縁の切れ目」のくだりですが,カネの縁そのものはあっという間に切れてしまうのですが「弱い繋がり」とは言いません.
弱い繋がりは細々と繋がっているものを指し,幸せをもたらすものです.
<参考>
弱いこともいいことだ(御卒業おめでとうございます)(MedBBexblog)
https://medbb.exblog.jp/19464438/
2)
地域医療学に関するところは以下も参考にしてください
1.地域医療学について(奈良県立医科大学 キャリアパス・メンター実習2019(分担:地域医療学))
http://www.medbb.net/education/nmucpmentor2019/index.html#1
3)
誤差の話ですが,偶然生じたバラツキを何らかの介入による効果と、勘違いしてしまう研究もあるようです。
勘違いしないためにはデータだけに頼らないで自立した思考を持つことでしょうか

2.「奈良県」について

おもしろ県民性データブック(DIAMOND online)
https://diamond.jp/category/s-kenmin
「住みよさランキング2019」全国総合トップ50(東洋経済ONLINE)
https://toyokeizai.net/articles/-/286576
奈良県しかないもの
例えば 電話ボックスに金魚が泳いでる?金魚の町、大和郡山に行ってみない? (RETRIP)
https://retrip.jp/articles/22537/
なんての有りますが,地域にしかない珍しいものってなにかしらありますよね

奈良県にないもの(奈良県だけは〇 それ以外も含む×)
×日本銀行の本店・支店・事務所
 奈良県 栃木県 埼玉県 千葉県 岐阜県 三重県 滋賀県 和歌山県
 <参考>本店・支店・国内事務所(日本銀行)
 https://www.boj.or.jp/about/outline/location/jp_location.htm/
×赤十字病院
 奈良県 山形県 宮崎県
 <参考>赤十字病院施設一覧(日本赤十字社)
 http://www.jrc.or.jp/jrc_map/maplist1_all.html
〇刑務所又は少年刑務所
 奈良県のみ
 <参考>旧奈良監獄(奈良少年刑務所)見学会は終了しました!(奈良市)
 http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1496047986287/index.html
×東京発着の公共交通機関(飛行機もしくは鉄道)
   奈良県 福井県 三重県
 <参考>なぜ、京都府と奈良県には空港がないのですか(yahoo知恵袋)
 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11158740286
 <参考>フライト情報(日本空港ビルデング株式会社)
 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/flight/
〇ラジオ局(民放連会員)
 奈良県のみ
 (参考情報)
 ちなみにテレビ局(民放連会員)の無い都道府県は茨城県のみ
 民放連会員放送局1社のみの都道府県は奈良県と茨城県
 会員社放送局(日本民間放送連盟)
 https://www.j-ba.or.jp/mlist/
×海が無い
  奈良県 栃木県 群馬県 埼玉県 山梨県 長野県 岐阜県 滋賀県
 (滋賀はびわ湖があるので・・・)
 <参考>みんなが選ぶ1番可哀想な「海なし県」はどこ?(Riddle puzzle)
 https://riddlepuzzle.com/archives/46381
 しかし可哀想とも思ってもらえないのって本当に可哀想!


データで見る奈良県
・村が多い  市町村比率で村の比率が高い(2019年8月19日時点)
 沖縄県(46%) 長野県(45%) 奈良県(31%)
 全国(11%)
 市区町村数を調べる(e-stat)
 https://www.e-stat.go.jp/municipalities/number-of-municipalities
・日本の1%が奈良県
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地域の救急搬送状況の改善と今後の課題 より)

100の指標からみた奈良県勢(平成30年)
http://www.pref.nara.jp/25210.htm
市町村データも掲載されています.
経済センサスのデータとあわせて分析してみました.
経済センサス(総務省統計局) https://www.stat.go.jp/data/e-census/index.html
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<参考>奈良県を人口がだいたい等しくなるように2分割したマップが話題に…「本当にこれだから困る」「奈良県はロシア」(togetter)
  https://togetter.com/li/1052775

3.「奈良県の地域医療」の特徴

地理的な部分をとりまとめますと
・海が無い
・離島が無い
・人口がある程度集中している.
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地域の救急搬送状況の改善と今後の課題 より)
・一医大県
 ただし一県一医大構想よりも前に奈良医大は開学しており,県内には奈良医大と接点のある医師が多い.
 医育機関として,臨床研修機関として,研修会や学会等々.
 公立
 道立・・・札幌医科大学
 府立・・・京都府立医科大学
 県立・・・福島県立医科大学 奈良県立医科大学 和歌山県立医科大学
 市立・・・横浜市立大学 名古屋市立大学 大阪市立大学
 医療に関する都道府県の役割は拡大されている中での公立が担うべき役割は大きい.
 医療人材の特徴は,免許制度によるところが大きく他の産業分野のようとは異なる.
 故に一県一医大構想に繋がった.

地方自治体が主体となって医療行政を展開し,それに基づき医療機関が医療提供を行う形.
地方自治体とその地域の医療機関や医育機関そして関わる団体が連携して進めていかないといけない.
それぞれの特性を活かして上手く連携することで地域に還元できる形.連携先も医療を飛び越え保健医療介護.
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)
住民の方の日常に入り込むわけだが,働き方改革を解釈すると保健医療介護に従事する人々の日常(地域での生活)も考えないといけないということ

統計データから特徴を見出すとき、変わった振る舞いをしているデータを探しています。
国の統計でよく見るのは一変量で全国平均との違いを見て判断する方法が多い.
ただしそのままでは比較できないものは割合に直して比較できる状態にして示している.
各自治体を並べて順番にして平均値を示せば意識が変わってそれぞれ原因を考えるだろうというところ.
 →テスト結果を貼り出して促すのと同じようなものでしょうか?
それぞれ原因が異なることを前提にすると対策を考えていくことが重要
 →テスト対策で上位になっても本質的な部分での実力が伴っているかは別問題
患者調査(厚生労働省) のデータを利用.
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20.html
患者調査は医療実績に基づくものではなく調査票を用いたものなので,色々考慮しなくてはならないのですが・・・
医療圏で提供出来ていない疾病分類数を抜き出して全国の二次医療圏(344)で昇順に並べると
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入院医療受療状況

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比較すると当該医療圏で提供している疾病のバリエーションより住民が受療しているバリエーションの方が多い(234/344)
スコアの平均値は20%減少,標準偏差は30%以上減
南和医療圏のデータが少し気になったことかと思います.
こちらの映像をご覧ください
新しくなる南和の医療〜南奈良総合医療センター開院を迎えて〜 (奈良!そこが知りたい 奈良県)
http://www.pref.nara.jp/42501.htm
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経緯に関しては南和広域医療企業団のページに掲載されています
南和医療圏の現状(南和広域医療企業団)
http://nanwairyou.jp/about/iryoken/status.html

奈良県立医科大学県立医大医師派遣センターの本件に関するところは下記の評価資料で登場しています.
県立医大医師派遣センターによる医師派遣について平成29年7月(奈良県医師配置評価委員会)
http://www.pref.nara.jp/secure/157181/H28hyoukasyo.pdf
地域医療学講座として開院時における必要医師数について企業団(企業組合)と連携しながら検討しました.

4.私が思う奈良県の地域医療

いずれ未来がやってくるだろう

1:さらに地域医療連携が活発になるだろう
2:自宅にリーチしていく医療サービスが進んでいくだろう
3:緩やかに時代にあわせた医療提供体制になっていくのだろう
4:これからも県内医療機関の顔がわかる(人柄も?)関係が続くだろう

思うところとしては

奈良県の未来は4番の顔の見える関係があってこそのもので,これまで培ってきた良い文化をベースにICT時代に適合させた流れになるように思っています.
ICT化が進むことで明るい未来がやってきますように
不都合な未来〜2025年の医療〜(第29回日本医学会総会2015関西 学術テーマ展示「ITがもたらす情報化社会の新たな医療環境」)
https://www.youtube.com/watch?v=fq8-FQ_T8c4

終わりに

全体をマネジメントしようとするとどうしても現場の話ではなく全体の話→量的なものに注意がいきがちなように思います。
なぜならば、うまくいかない原因が量を理由にされると言い訳が出来ないから → 私の家の収入の話
やりくりを私が指南したところで、買い物の場で意思決定しない限りズレたことをしてしまうでしょう
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)
医療に情報で貢献する私としてはわかりやすく可視化することが使命と思っています。そのことで当事者が未来をコントロールできる環境構築に繋がると考えています。
これらが実現することで全体をマネジメントする側は「総量」の束縛から解放されるかもしれない
上のスライドは数年前に作成したものですが、この時点で私がボンヤリ想い描いていた「納得できる環境」とはこのことだったのでしょう