大阪医専 医学概論2017
(臨床学部臨床工学学科)

開講にあたりまして2017

授業メニュー
第1回 医学および関連する分野

第2回 人間の生命

第3回 健康と病気

第4回 現代医学

第5回 保健医療提供体制

第6回 病気の原因

第7回 病気による身体の変化

第8回 病気の診断

第9回 医療で発生する情報

第10回 病気の治療とリハビリテーション

第11回 病気の予防

第12回 医学の歴史

第13回 未来の医学



第1回医学および関連する分野

医学・保健医療について(教科書第1章AB,第10章A)

教科書

≪系統看護学講座 別巻≫医学概論
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=5362

医学とは

・・・学

体系化された知の集合体

医とは

http://kanji.jitenon.jp/kanji/245.html
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%8C%BB
病気を治す。治す人のこと。
「病気」に対してアプローチする学問

自然科学(基礎医学・臨床医学・予防医学・環境医学・産業医学)
社会科学(医療システム・病院管理学・福祉医療・医療経済学)
生命倫理
医学教育

医道

医術は技術であり仁術

サイエンスとアート

それぞれの特徴は表1参照
アートとサイエンスのバランス

医療

医学的実践
→(20世紀後半)+「予防的な検診」「健康教育」→生活上の配慮
医師によるもの→看護師の役割→多職種によるチーム医療
「医療」と「保健」の世界の融合
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)

「健康になるための医療」「健康でいるための保健」という考え方ではなく「生活するための保健医療」
単純に 健康=病気ではない ではない
→社会的に満たされた状態

健康の定義について(公益社団法人日本WHO協会)
http://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html


授業後補足

【日野原重明さん死去】延命治療拒否…「望ましい人生の終え方を実践した」 聖路加・福井院長会見(産経ニュース)
http://www.sankei.com/life/news/170718/lif1707180050-n1.html

トップ棋士に3連勝したAlphaGo、引退を表明(TechCrunch Japan)
http://jp.techcrunch.com/2017/05/28/20170527googles-alphago-ai-is-retiring/

コミュニケーションで話の引きだし方の大切さであったり云々のくだり
2017なら地域医療ワークショップにて(medbb's blog)
http://medbb.hatenablog.com/entry/2017/08/30/190000
5.参加いただいた看護学生さん発言できました? の所の事を話しました

私は道から逸れながらジグザグ進んでいる人生ですが、皆さんの中にもあれこれ遠回りしてこちらに来られた方もおられるのではないかと思います。
道が無くとも一歩一歩踏みしめれば前に進めます


第2回人間の生命

QOL、倫理、死への対応について(第1章C,第10章B)

生体・・・自発的な働きをする
言い換えると観察者の思い通りの動きをしない
生理学・・・生物の生命現象の解明
「人間の死」(P13)

死によって生であったことが明らかになる
例えば野球選手を引退するには野球選手であることが必須
故に自発的な動きが観察できなくなると死亡説が流れたりする
【都市伝説】死亡説が流れた芸能人 (NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2137811109237515001

倫理

倫理と道徳の違いは?
以前、深夜のテレビで見た映画でそんなフレーズから始まる映画見たけど・・・
倫理=実践道徳で外的な要因により変化するもの(私の解釈)
<参考>
Q.道徳と倫理の違いは何ですか?(まさおさまの 何でも倫理学)
http://blog.goo.ne.jp/masaoonohara/e/3b64566428d683bbea6d895c4abaf2bf
倫理とはなにか(日本看護協会)
https://www.nurse.or.jp/nursing/practice/rinri/text/basic/what_is/index.html

医の倫理

WMA医の倫理マニュアル(日本医師会)
https://www.med.or.jp/doctor/member/000320.html
共感、能力、自律

生命倫理

医療提供側が考えなくてはならない倫理
どこまで他者の人生に介入することが許されるのか
技術の進歩、文化背景などなど

倫理原則

Principles of Biomedical Ethics(googlebooks)
https://books.google.co.jp/books?id=_14H7MOw1o4C
臨床倫理:臨床現場における倫理的検討方法(日本耳鼻咽喉科学会会報 Vol. 120 (2017) No.4 p.456-457)←配布
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/120/4/120_456/_article/-char/ja/
自律尊重原則
善行原則
無危害原則
正義・公正原則

精神科看護ガイドライン2011 および 精神科看護者のための倫理事例集2011(一般社団法人日本精神科看護協会)
http://www.jpna.jp/sponsors/pdf/nurse-case-2011.pdf
委員会事業 政策・業務委員会(一般社団法人日本精神科看護協会)
http://www.jpna.jp/sponsors/committee-policy.html

QOL

質の話⇔量の話
長く生きていれば(指標:年齢)=当人にとって幸せなのかはよくわからない
<参考>
短命県体験ツアー〜青森県がお前をKILL〜実施!(青森県庁)
http://www.pref.aomori.lg.jp/release/2015/55081.html
不健康でも魅惑的「青森県がお前をKILL」ツアーに行ってみた(女性自身)
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/%E4%BB%8A%E9%80%B1%E3%81%AE%E7%94%BA%E3%83%8D%E3%82%BF/23207


授業後補足

これから多死社会。生きていくための保健医療から、納得する生活を送るための保健医療(誕生から死を迎えるまで)に変化している

第3回健康と病気

病気の定義と分類について(第1章D,第3章1〜5)
配布資料無し

病気と人間

メーヌ=ド=ビラン

・健康はわれわれを外へ連れていく
・病気はわれわれをうちに連れ戻す
行ったり来たりすることで人生を深く考えることができる
→(エピソード)病気になったことで「良かったこと」を聞いた話

最も豊かなヒューマニズムの世界との付き合い方が必要な時代(溺れないように)
→死の悲しみとの付き合い方が必要なこれからの保健医療(受け入れどのように昇華させるのか)

健康とは

健康生活の実践が必要
第一回の授業参照
健康教育の目的≠病気に関する知識獲得
→行動の変容によりあるべき健康生活の実践と習慣化

病気の理解と分類

病気の定義

ICD(国際疾病,傷害および死因統計分類) P170-171参照
国際的に病名を共通のコードで取り扱う。→世界規模で状況把握
但し、時間の流れには勝てない
・病態の変化
・新たな疾病

標準病名マスター作業班(標準病名マスター作業班)
http://www.dis.h.u-tokyo.ac.jp/byomei/index.html
ICFイラストライブラリー 日本語版 (イラストのコピーライト 国際医療福祉大学 高橋泰先生)
http://www.icfillustration.com/icfil_jpn/top.html
WHO−FIC(WHO国際分類ファミリー)とICF(国際生活機能分類)(第一回社会保障審議会統計分科会生活機能分類専門委員会参考資料2)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ksqi-att/2r9852000002ksxp.pdf

急性疾患と慢性疾患

急性疾患・・・完全な治癒が期待される
慢性疾患・・・完全な治癒が期待しにくい(現時点で・・・将来は)

病気と心のはたらき

神経症と心身症の違いなど

医学の体系

基礎医学と臨床医学

専門医制度の話

欧米諸国に見られていた専門医制度が1967年以降導入

2018年度に新制度へ・・・
日本専門医機構
http://www.japan-senmon-i.jp/

到達度確認

1)人々の生活に病気(慢性疾患、急性疾患)や健康は何をもたらすのかグループで討議し黒板に記せ